WorkFlowyで自分にとって大切なものを見つける方法~リストを育てる編~

前回まででWorkFlowyへ書いた日記を振り返り、大切なものを抜き出しました。そのままでも大切なものが集まったリストです。しかしそのリストをさらに成長させるのが「シェイク」です。

WorkFlowyで自分にとって大切なものを見つける方法~日記を振り返る編~
前回の記事でWorkFlowyへ日記を書く方法を書きました。 今回はWorkFlowyに書いた日記を振り返りながら蓄積していく方法です...

シェイクとは何か?「アウトライン・プロセッシング入門」から紹介します。

私がWorkFlowyにはまるきっかけになった本です。

実践的なアウトライン・プロセッシングは、トップダウンとボトムアップを相互に行き来する形で行われます。トップダウンでの成果とボトムアップでの成果を相互にフィードバックすることで、ランダムに浮かんでくるアイデアや思考の断片を全体の中に位置づけ、統合していきます。私はこのプロセスを「シェイク」と呼んでいます。行ったり来たりしながら「揺さぶる」からです。

『アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術』(Tak. 著) より、http://a.co/46XDPMr

トップダウンとボトムアップから考える。それがシェイクです。ただ言葉で聞いてもイメージしにくいと思うので、例をあげて説明したいと思います。


ここまでの記事
世界最後の日にも日記を書きたい~日記で大切なものをみつける~
WorkFlowyで自分にとって大切なものを見つける方法~日記を書く編~
WorkFlowyで自分にとって大切なものを見つける方法~日記を振り返る編~


トップダウンとボトムアップ

シェイクはトップダウンとボトムアップで行われます。トップダウンとは、「わたしの大切なもの」はこれであると考え、そこにリストをあてはめていくことです。

たとえば私が大切なものは「家族と過ごすこと」であると考えたならまずそのトピックを作ります。


・大切なもの

・家族と過ごすこと


このトピックの下に日記から抜き出したり、思い出したことを書き出します


・大切なもの

・家族と過ごすこと

・子供の毎日の成長が楽しい
・家族で手を取り合って散歩すると幸せ
・子供が抱っこをせがむこと


このように上のカテゴリーから考えるので「トップダウン」になります。逆に下の要素から考えることがボトムアップです


・大切なもの

・子供の毎日の成長が楽しい
・家族で手を取り合って散歩すると幸せ
・子供が抱っこをせがむこと


これらの3つの要素に関連しているのは家族と過ごすことだと考え、上のカテゴリーへ追加するのがボトムアップになります。


・大切なもの

・家族と過ごすこと

・子供の毎日の成長が楽しい
・家族で手を取り合って散歩すると幸せ
・子供が抱っこをせがむこと


最終的な形は一緒ですが、考えるプロセスが違います

シェイク

そしてシェイクはこの二つを行き来することです。これまで大切なものを蓄積してきたのでボトムアップから始めてみます。前の例の最終的な形から出発します。


・大切なもの

・家族と過ごすこと

・子供の毎日の成長が楽しい
・家族で手を取り合って散歩すると幸せ
・子供が抱っこをせがむこと


一番下の階層の3つの要素が「家族と過ごすこと」という上の要素と微妙にしっくりきません。そこでしっくりくるように「家族の信頼が大切」に変えてみます(ボトムアップ)。

この変更から刺激されて「子供が抱っこしている間に寝るのもうれしかったよなー」と思い出して追記してみます(トップダウン)


大切なもの

・家族と過ごすこと→家族の信頼が大切(ボトムアップ)

・子供の毎日の成長が楽しい
・家族で手を取り合って散歩すると幸せ
・子供が抱っこをせがむこと
・子供が抱っこしている間に寝るのもうれしかった(トップダウン)


このようにトップダウンとボトムアップを行き来するのがシェイクです。

こうしてシェイクを繰り返していくと大切なものリストがどんどん成長、深堀りされていきます。それはとても楽しい体験です。

終わりに

いかがだったでしょうか。

ここまでで大切なものの見つけ方はひとまず終わりです。ここまでの記事があなただけの大切なものを見つける手助けとなれば嬉しいです。

何記事か空くかもしれませんが、次はリストの活用法について書きたいと思います。

最後に私の大切なもののリストを例として載せておきます。

Log is Fun!!


  • 大切なものリスト
    • 仕事がしっかりできた
    • 家族との信頼を育てられた
    • 知的生産ができた
    • 本を読むなどインプットの実施
    • 新しいことをしたり、できたりするなどの成長を感じた
    • 人に貢献するようなアウトプットができた。
    • 友人と交流できた
    • 趣味の時間が持てた
    • 感情が動かされることがあった
    • 体を動かした

WorkFlowyにはまるきっかけになった本です