最近睡眠時間を取れていて、体力が残るようになった。何回か記事にも書いている。 それはとてもよいことで、例えば夕方に前は難しかった本も読める。

でも、これは逆に体力を残すことによって、理性と本能のバランスでいうと、理性側がずっと優位になることを意味しているともいえる。 それは基本的には良いことなんだけど、たぶんずっと続きすぎるのもよくないのかなという気持ちもあって、たまにこう本能側を出すというのも大事だと思っている。

ここで思い出したのが、宮部みゆきの以下の一説。

「真ん中がないんだよ。空っぽか、みっしりか。そうでないと、あんなふうに人を騙すなんてできないような気がする」 言い換えるならそれは、〈自分がない〉か、〈自分しかない〉ということではないか。 『ペテロの葬列』下巻 222p

理性だけというのは、<自分がない>というところにも何となく通じるところがある気がするのだ。 ただじゃあ単純に本能的に動けばいいのかというのも、なにか違う気もするので、バランスをどうとるかという話なのだろうと思う。