[日記のすすめ(仮)]日記を書くとなぜ休日終わりに憂鬱にならないのか?
投稿日: 2017-08-12
はじめに
この記事はkindle出版を目指している「日記の始め方(仮)」の一部です。
日記の効果についての章の一部になります。
今回の記事が「日記の始め方(仮)」についての3番目の記事です。以下のまとめページに更新していく予定です。
https://log-is-fun.com/book-how-to-start-diary/
休日終わりに憂鬱にならないための日記
忙しい平日が終わって、楽しい土日。そんな休みもそろそろ終わりの日曜の夕方。日はすでに落ちかけています。そんなときとても憂鬱な気持ちになります。
「あぁもう終わってしまう!!」「あれ、今日何したっけ?」
こんな気持ちになります。
これはいったいなぜなんでしょうか。大きく分けて3つのパターンに分けられると思います。
- 楽しすぎて平日が来るのが嫌なパターン
- 仕事がいやすぎるパターン
- 休日何もしていないと感じるパターン
楽しすぎて平日が来るのが嫌なパターン、仕事がいやすぎるパターンは後の章でお話しする感謝日記が役立つはずです。(関連記事:手軽にできて、効果は抜群!感謝日記の効果とは?)
状況に関する見方を変えることで対処できるかもしれません。
今回は休日何もしていないと感じるパターンにどう対処するかをお話しします。
まずなぜ休日なにもしていなかったと感じるのでしょうか。ひとつは人間当たり前ですが忘れてしまうからです。
日記を書くことでこうした忘れてしまうロングテールまで把握することができると書きました。
しかし、休日何もしていないと感じる原因はもうひとつあります。同じ体験に対しての評価は、今まさに経験している自分とその経験を記憶している自分ではちがっているのです。
それを説明するのがピークエンドの法則と持続時間の無視です。これはノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマンが発見したものです。
・ピーク・エンドの法則 ─ ─ 記憶に基づく評価は、ピーク時と終了時の苦痛の平均でほとんど決まる。
・持続時間の無視 ─ ─ 検査の持続時間は、苦痛の総量の評価にはほとんど影響をおよぼさない。
ファスト&スロー (下) ダニエル・カーネマン No.3691
この2つの法則のポイントは「体験の評価は合計ではなく、ピークと終わりの評価の平均で判決まる」ことです。
たとえ1日のうち23時間55分いい体験をしていても、5分ものすごい悪い体験をすれば、そこで評価が決まってしまいます。
その悪い体験が1日の最後ならなおさらです。
途中までおもしろい映画、小説でもラストで台無しになっていることはありますよね。
また遊園地のアトラクションの待ち時間が長くても乗った後には「楽しかった!」という評価になるのではないでしょうか(もちろんあまりに長すぎると違いますが)。
「終わりよければすべてよし」ともいえるこの法則。
しかし経験していた自己にとっては終わりが悪くても、それまではわるくなかったはずです。
そして、平均ではなく合計を思い出させてくれるのが日記です。
- ネットで読んだあの記事おもしろかった
- テレビで笑ったなー
- 部屋を掃除したら気分がすっきりした
- 本を少しだけ読んだら案外勉強になった
- 家族で食べたラーメン美味しかったな
それぞれは些細なことかもしれません。ピークエンドの法則の中では消えてしまうようなものかもしれません。
でもそれは確かにそこにあった楽しかった、よかった出来事なんです。
日曜の憂鬱感は日記を使えば解消できます。それは日記をつかって一日の出来事を思い出すこと。平均ではなく合計で休日を評価することです。
そうすればある程度の充実感を持って休日を終えられるはずです
何をしたか分かっても、そのしたこと自体が嫌ですって?
そこに気づけば半分解決したようなものです。
どうやったら自分が充実して過ごせたか。充実して過ごせた日を日記で探してみてください。そしてどうやったら再現できるか考えてみましょう。
- めんどくさいと思っていてもどこかに出かけた
- 午前中に本を読んだ。
- 夜更かしせずに早起きした。
再現方法は人様々だと思います。休日の憂鬱感を消すだけでなく、休日を気分よく過ごすためにも日記は使えるのです。
おわりに
人間はピークとエンドを重視する性質なのでそこを重視するのは大事だと思います。でもそれに縛られる必要はないよというのも心のどこかに置いておいてくださいね。
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