本を読んでいたら、やってこなかったことに目を向けると、今できることが貴重に思えるという内容が出てきた。

たとえば行っていない旅行先のリストを見た人と見ていない人では見た人の方が、同じ名所でもその場所を楽しめるといった具合だ。

最近読み終わった『イン・ザ・メガチャーチ』には40代後半ぐらいになると、やってきたことより、やってこなかったことが還ってくるといった意味合いのセリフがあった。

やったことがあるというのは、選択したということなので、やってこなかったことがあるというのは一種当たり前ではある。

この話の中では仕事を重視しすぎて、家族を顧みなかったことが還ってきているという認識になっているが、その分仕事をやっていたことについては還ってきているのだろう。

ただ、話の中では今仕事の方もあまりうまくいっていないというのが問題なだけで、仕事がうまくいっていたら、やってきたことが還ってきているともいえるのではないか。

多分、ここで強調されるのは人生の残り時間が減ってくるとやってこなかったことの方にフォーカスしてしまうということなのかもしれない。

仕事がたとえうまくいっていたとしても、もし家族の方に時間を使っていたらというifが頭をめぐるのかもしれない。